奈良県大和高田市近在の名刹②~當麻寺~ 21/05/25
「HIDEGLORYの空き家再生賃貸住宅シリーズ第5号物件」の所在する奈良県大和高田市の近隣には、我が国が世界に誇る名刹(仏教寺院)が所在しています。
大和高田市に隣接する葛城市には、古刹「當麻寺(たいまでら)」が所在します。
當麻寺は、612年に用明天皇の第3皇子麻呂子王が河内国に建てた万法蔵院に始まり、その後、麻呂子王の孫當麻真人国見が役行者ゆかりの現在地に移したものといわれます。
681年に弥勒仏を本尊として金堂が創建され、以後、講堂・千手堂(現・曼荼羅堂)・東西両塔などの諸堂宇と、中院(現・中之坊)をはじめとする塔頭寺院が順次完成していきました。
創建当初は三論宗を奉じる学問寺院でありましたが、823年(弘仁14年)に空海が当寺に参籠してから真言宗となり、當麻曼荼羅を中心として修法・観想・祈祷などの仏道実践を重んじる密教寺院に転化しました。この當麻曼荼羅は中将姫が一夜で織りなした伝説とともに全国的に広まり、多くの参詣者を迎えて浄土信仰の霊場として栄えた。この浄土信仰の高まりによって、南北朝時代には京都知恩院が當麻寺境内地に往生院(現・奥院)を建立することになり、後に浄土宗が参入する契機となりました。この結果、現在は真言宗と浄土宗の併立となっています。
出典:葛城市公式ホームページ(https://www.city.katsuragi.nara.jp/)

境内には、国宝指定の本堂(曼荼羅堂)・東塔・西塔、国の重要文化財指定の金堂・講堂はじめ、大師堂・薬師堂・仁王門・鐘楼などが、独自の伽藍配置で立ち並び、金堂の弥勒仏坐像(国宝)、四天王像(重文)をはじめとして、多くの貴重な文化財を伝えています。また塔頭寺院も13を数え、倶利伽藍龍蒔絵経箱(国宝)、中之坊庭園(名勝・史跡)など、それぞれに貴重な寺宝を数多く伝えています。
出典:葛城市公式ホームページ(https://www.city.katsuragi.nara.jp/)

御仏の世界の象徴として植えられた牡丹の花をはじめ、四季折々の花に彩られる「花の寺」でもあります。
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