Diary(blog) 20/09/23

小湊鉄道 20/09/23

千葉県市原市を縦断する小湊鉄道は、JR内房線五井駅(市原市)を起点に、市原市内を南東方向に進み、上総中野駅(夷隅郡大多喜町)を終点とするローカル私鉄です。

上総中野駅では、同じ私鉄のいすみ鉄道(旧JR木原線)に接続し、JR外房線の大原駅(いすみ市)に至ります。

小湊鉄道は、1925(大正14)年3月に開業し、今でも開業当時の面影を濃厚に残しています。「小湊鉄道駅舎群等」は国の登録有形文化財に指定されています。

国登録有形文化財「小湊鉄道上総鶴舞駅本屋」

小湊鉄道は、大正14年3月7日に開業し、昭和3年5月には五井駅から上総中野駅までの総延長39.1キロメートルが開通しました。この鉄道に関わる駅舎などの建造物は、開業当時の姿を残し、なおかつ現在まで使い続けられています。
 このことから、小湊鉄道全18駅のうち、駅舎(「駅本屋」と呼びます)10件・機関庫等のその他施設4件・第一養老川橋梁などの橋梁5件・月崎第一隧道などのトンネル3件の合計22件が、国の登録有形文化財として、平成29年5月2日付けで登録されました。
 この22件という登録数は、全国の鉄道関係の登録文化財のうちでは、4番目に多いものとなり、また鉄道関係建造物としては千葉県内で初めての登録文化財です。

引用元:市原市ホームページ https://www.city.ichihara.chiba.jp/index.html

国登録有形文化財「小湊鉄道上総牛久駅本屋」

【主な建造物の特徴】
 駅本屋は、事務室と待合室を基本とし、同時期の官営鉄道の最小規模の標準駅舎をさらにコンパクトにしたつくりで、屋根は和風の瓦葺、外観は洋風の下見板張りの特徴的なものです。
 橋梁は、いずれも桁橋で橋脚はコンクリート製、開業当初のたたずまいを伝えています。このうち上総山田駅と光風台駅の間にある第一養老川橋梁は長さ95mと長大で小湊鉄道を代表するものです。
 隧道のうち「月崎第一隧道」は、ゆるやかに弧状を描く延長135mのもので、現場打ちコンクリート造りです。大正期のコンクリート造りの隧道は全国的にも稀少です。

 五井駅にある「五井機関区機関庫及び鍛冶小屋」は、二線収容し、機械設備を含め往時の姿をよく残す現役施設です。地方鉄道における大正期の機関区施設として貴重です。
 「旧鶴舞発電所」は、駅構内にある火力発電所建屋で、駅施設等のみならず周辺家屋にも配電したもので、大正期に鉄道会社が発電事業を営んでいた歴史を物語るものとして貴重です。
 また、「上総鶴舞駅貨物上屋」は、旧貨物線路沿いに建ち、大正昭和期の貨物輸送の歴史を物語る貴重なものです。

引用元:市原市ホームページ https://www.city.ichihara.chiba.jp/index.html

小湊鉄道上総牛久駅前の老舗「木村家」さんの天ぷらそば
小湊鉄道上総牛久駅に停車中のディーゼル車輌

小湊鉄道上総牛久駅は、房総丘陵の拠点駅の一つとなっており、各地に路線バスが出ています。

小湊鉄道上総牛久駅バスターミナル

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