国指定重要文化財 江川邸 20/10/17
静岡県伊豆の国市の視察でもう一つ。KONA STAY様でお借りした電動アシスト付きのスポーツサイクルで、世界遺産「明治の産業遺産」の一つとして登録されている「韮山反射炉」と、それを築いた江川太郎左衛門担庵の旧宅である、国指定重要文化財「江川邸」を見学してまいりました。

江川邸は、江戸時代の初め西暦1600年ごろに建築された建物で、我が国の古民家としては、初めて国の重要文化財に指定されたものです。

幕末期の当主 江川英龍は、江川家第36代当主江川太郎左衛門として知られた非常に多才な人物であったようです。
製鉄法、西洋砲術を極め、佐久間象山、西郷隆盛、高杉晋作、桂小五郎、橋本佐内、大鳥圭介、大山巌、伊東祐亨らの幕末・明治期に活躍した俊英に西洋砲術を教授し、渡辺崋山、高野長英らとともに、国防・海防を語り、川路聖謨、勝海舟らの幕臣とも交わり、江戸湾のお台場の築造を行うなど、極めて偉大な功績を残しています。
韮山代官として、南関東一円の幕府領を管轄して、領民からは、「江川世直し大明神」などと大変慕われた名君でもあったようです。
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