千葉県市原市の古墳時代 20/09/18
東京湾に面し、養老川流域に当たる市原市は、縄文/弥生時代の遺跡も多数存在し、「大和政権」の時代から、「総のクニ」の中心地のひとつであったようです。
市原市の古墳時代を代表する遺構は、「姉崎古墳群」でしょう。

上の写真は、姉崎古墳群の主墳「姉崎二子塚古墳」です。
姉崎二子塚古墳は、東京湾の旧海岸線から800mほどの距離にある標高5m前後の砂丘上に立地し、主軸長106m・前方部長54m・後円部径52mの前方後円墳で、姉崎古墳群を代表する大型古墳です。昭和22年(1947年)の発掘調査により鏡・首飾・冑片・銀製耳飾など豊富な副葬品が出土し、円筒埴輪列が検出されました。これに先立つ昭和20年(1945年)に偶然出土した直弧文付き石枕(國学院大学蔵)は国の重要文化財に指定されています。5紀前半の築造と推定され、のちの上海上国造(かみつうなかみのくにのみやつこ)に連なる人物の墓と考えられます(姉埼神社管理)
引用元:千葉県公式観光物産サイト「まるごとeちば」https://maruchiba.jp/index.html
基本情報
施設名 | 姉崎二子塚古墳 |
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所在地 | 千葉県 市原市 姉崎字二夕子1762 |
二子塚古墳へは、JR内房線姉ヶ崎駅から徒歩30分 |
交通アクセス
電車で行く | JR内房線姉ヶ崎駅から徒歩約30分 |
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その他の情報
文化財 | 県指定史跡・旧跡・名勝 |
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お問い合わせ
名称(ひらがな) | 市原市埋蔵文化財調査センター(いちはらしまいぞうぶんかざいちょうさせんたー) |
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電話番号 | 0436-41-9000 |
ホームページ | 市原市埋蔵文化財調査センター(外部サイトへリンク) |

上記の写真が、姉崎二子塚古墳出土「直弧文石枕(ちょっこもんいしまくら)」、国の重要文化財に指定されています。
良質の滑石を彫り上げて作られています。上面は頭を置くためにまるく凹みがつけられており、階段状になった側面には直弧文が彫り込まれています。段部に並んで立っているのは立花(りっか)という装飾部品で、孔に差し込まれています。
非常に優れた意匠を誇るこの石枕は、国の重要文化財に指定されています。この種の石枕は茨城県南部から千葉県北部に多く、分布の南限である市原市姉崎地区からは3点出土しています。それらの中で最も造りが精巧で、特に王者の紋様とされる直弧文が表面に線刻されているのは他に例をみません。
二子塚古墳では他に、前方部から垂飾付耳飾りが、後円部からは中国製の蟠地文鏡なども出土しています。
引用元:市原市埋蔵文化財調査センター「市原電脳博物館」https://www.city.ichihara.chiba.jp/maibun/gal.htm
市原市は、悠久の昔から、豊かな歴史を持つ街であるようです。

https://maruchiba.jp/index.html

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